多岐にわたるがん治療

代替療法

進化した現代医療でも完全に治療に成功しているとは言い難いのががんです。この難病には様々な種類のがんが存在していて、発生のメカニズムは解明できていても、その増殖や転移を決定的に阻止するには至っていないのが実情なのです。


初期の段階で発見できれば完治も見込めるがんですが、進行がんになれば患者にとって長く苦しい戦いになってしまうケースが多いのです。がんを語る時に、単に患者に希望を持たせる楽観的な見解だけでは現実に即しません。がんはやはり全死亡原因の1位なのです。


現代のがん治療で主に選択される療法には、手術や放射線、抗がん剤の3大療法に加えて最新の免疫細胞療法があります。これらの最高のがん療法をもってしても、残念ながら完治できなくなって亡くなられる方が年間30万人もいらっしゃるのです。懸命の治療にも関わらず回復が見込めなくなった患者に、病院は末期医療のできるホスピスや病院を紹介する事があるのが現実です。この場合「見捨てる」という表現は適当ではありません。病院も担当スタッフも患者に対してあらゆる治療と最大限の努力で回復を試みてきた訳ですから。ここで、その是非を問うことはしません。しかし積極的ながん治療ができない状況に追い込まれた患者がいるのは事実なのです。


「代替療法」というのは、そうした既成のがん療法では回復が見込めなかった患者が試してみる療法なのです。ここでいう代替療法というのは、漢方薬、ビワ灸、ホメオパシー、アロエ、プロポリス、アガリクス、梅エキスなどの摂取ですが、ある患者にどんなに劇的な治療効果があったとしても医学的に証明されていないのが代替療法なのです。ただ「ガンの進行が緩やかになった」「ガンがいくらか小さくなった」ということは少なからずあると伝えられています。


代替療法のネックは、医療効果が科学的に証明されていないこと、こういった健康食品を利用して高額な価格で販売している怪しげな業者が存在していることといえます。がんを治せるものなら何でも試してみたいというのは人間の自然な心理です。しかし、患者の心の弱みに付け込む怪しげな商売に対しては十分な注意が必要といえるでしょう。