多種多様ながん

女性特有のがん

女性特有のがんとして挙げられるものには、乳がん、子宮がん、卵巣がんなどがあります。この中には若年層でも発症するものもあり、早期発見の為にも定期的にがん検診を受けることをお勧めします。


乳がんはこのがん検診で早期発見できて、すぐ治療を開始すれば深刻な状況を回避できる病気と言えます。乳がんの発症原因は卵胞ホルモンの過剰分泌との関連が深いと言われていて、30歳以上で出産経験のない女性、初潮が早かった女性、逆に閉経が遅かった女性などに多く見られるようです。


乳がんの他のがんと異なる点は、ある程度自分で発症部位を確認できる事でしょうか。しこりの存在や乳首の異変、両腕を上に上げた時に乳房の表面が窪んでいる、脇の下にグリグリがある、などの初期の異変を自分で確認する事ができるのですが、詳しい確定診断はさらに病院での検査が必要になってきます。


次に子宮に発症するがんとしては、子宮体がんと子宮頸がんの2種類があります。子宮体がんは、子宮体部に発症するがんで子宮腔側の子宮内膜に発生し子宮内膜がんと同義語になりますが、子宮体部の筋層部分に発症するがんは区別されて子宮肉腫と呼ばれています。一方の子宮頸がんは、子宮頸部と呼ばれている子宮出口から発症するがんで、HPV(ヒト乳頭腫ウイルス)の感染によって発症する性行為感染症と言われていますが、多種あるHPV感染のうち何種類かの発病に対しては予防ワクチンの開発が進められています。


他に女性特有のがんの中で、近年国内での増加傾向が見られるのが卵巣がんと言われています。この卵巣がんの発症は幼い女児から高齢女性までのあらゆる年齢層の女性に見られていて、特に妊娠未経験や生理不順の女性が多いのが特徴なのです。この卵巣がんは、相当進行するまで自覚症状が無く早期発見の困難ながんの一つで、進行すると腹膜や胸膜まで転移するケースが多く、近年の増加傾向から近い将来死亡者数で子宮がんを抜き去る可能性があると伝えられています。