予防と備え
見直したい生活習慣
以前は成人病と呼ばれていましたが、現在では生活習慣病と呼ばれている疾患があります。これらは糖尿病・高脂血症・高血圧・高尿酸血症などの日常の生活習慣が発症の原因とされている疾患の総称なのです。また、これらの疾患と肥満には密接な関与があるとして、肥満自体も生活習慣病に含めているのです。
成人病が生活習慣病と呼称が変更になったのには理由があります。かっては、糖尿病や肥満が関与する疾患は成人した大人が発病するものと定義づけられ、これに基づいて成人病と定められていたのです。ところが生活習慣の変化により、成人していない子供達までもが糖尿病を発症するケースが増えていたのです。この経緯があって、1997年頃からこれらの疾患は生活習慣の改善で予防できるとの見解で生活習慣病と名称が変更となったのです。
しかし現在でも、がん、脳卒中、心臓病は三大成人病といった呼ばれ方をしています。これらの疾患の原因はそれぞれ個別のものではなく、多分に共通の部分が多いのです。この三大成人病の誘因とされる、いわゆる「食生活の欧米化」や、免疫力を低下させる日常的な運動不足、喫煙による影響はがんの発生原因にも大きく関わっていると言われています。
普段の食生活の影響はがんの発生原因の30%にも及んでいるとの報告があるのです。食の欧米化と言われる、脂質の多い動物性食品や、過剰に糖分が含まれている菓子や飲料の消費量の増加が、多くのがんの発症原因の一つと指摘されています。
特にこれらの食傾向の影響が強いと言われているのが、乳がんや前立腺がん、大腸のがんであると言われているのです。食生活を含めた生活習慣の見直しが、がん予防を含めた健康維持の大きなサポートになるのです。